わさび検定

わさびの世界へようこそ。

私たちにとって身近な香辛料であるわさび。

わさびには知らざれる奥深い歴史や効能があることをご存じでしょうか。

わさびは、数少ない日本固有種です。わさびの最も古い記録は、飛鳥時代に遡ります。

この時代には、自生していた天然のわさびを収穫し、薬草として使われていたと考えられています。

その後、わさびは握り寿司や刺身、蕎麦との組み合わせによって普及し、庶民に広く親しまれるようになりました。

わさびの栽培には、年間を通して10～15℃程度の大量の酸素を含む冷たく透き通った水が欠かせません。また、冬場には日差しが十分に降り注ぎ、夏場には適度な木陰がある場所でわさびは育ちます。

わさびは気温や日照など気象の変化はもとより、水質や周辺環境の影響を大きく受けます。わさびが育つ環境を維持することは、日本の自然環境保護にもつながります。

わさびの不思議な魅力を知り、本物のわさびを食べてみたいと思う人が増えることを願ってわさび検定を実施します。

わさび検定はわさびが好きな方、わさびに興味がある方ならば、誰でも受験することができます。検定や解説を通じて、たくさんの人にわさびの奥深い世界に触れていただければ幸いです。

わさび検定の作成にあたっては、岐阜大学 応用生物科学部の山根京子先生からご協力および助言を賜りました。心より感謝申し上げます。

主催　一般社団法人日本わさび協会