美味しい食べ方

わさびでもっと美味しく!

わさびは食材の持ち味を引き立て、料理の味に深みを与えます。

わさびを添えることでもっと美味しくなる食べ方を紹介します。

  • わさびの美味しい食べ方 | 刺身
刺身
刺身は代表的な日本料理ですが、醤油とわさびの普及にともない現在のようにわさびと醤油をつけて食べるようになりました。
魚の種類によってわさびの量を変えると、より美味しく召し上がれます。
鮪のトロなどのように脂の多い魚はわさびの辛さが利きにくいため、多めに。
白身の魚や烏賊は少なめに。
  • わさびの美味しい食べ方 | イクラ
イクラ
赤い宝石のように美しいイクラ。筋子の膜を取り除き、産卵前の熟した卵を1粒ずつに分けたものを指します。イクラはロシア語で「小さくてつぶつぶしたもの」「魚卵」を指すのだとか。
温かいご飯や酢飯にイクラをのせて、おろしたわさびを添えます。イクラの濃厚な味わいがわさびで引き立てられます。
  • わさびの美味しい食べ方 | ビーフステーキ
ビーフステーキ
「ビーフステーキ」の語源は、古ノルド語で「串に刺し焼いた肉」を指す「steik」からとされ、ロンドンで切り身を焼く形になったといわれています。
ビーフステーキとわさびの相性も抜群です。
脂分が多い肉には、わさびをたっぷりとつけていただくのがおすすめです。
わさびの辛味が唾液の分泌を促し、食物の消化吸収を促進します。
  • わさびの美味しい食べ方 | わさびタルタルソース
わさびタルタルソース
タルタルソースの「タルタル」は、中央アジアの遊牧民タタール族が語源と言われています。生肉と香味野菜を刻んだものがヨーロッパに伝わりタルタルステーキとして広まりました。その後、マヨネーズにピクルスなどを加えて作るタルタルソースが生まれたようです。
タルタルソースにわさびを加えると、爽やかな大人の味になります。
魚のフライやソテー、茹で野菜にたっぷりかけて召し上がってください。
  • わさびの美味しい食べ方 | 餃子にわさび
餃子にわさび
日本で本格的に餃子が食べられるようになったのは、第二次世界大戦後です。
中国からの引き揚げた人々が、作り広まったといわれています。
餃子をポン酢(もしくは酢)とわさびで食せば、わさびが餃子の脂を抑えながら、素材の味を引き立てます。ぜひ、お試しいただきたい食べ方です。
  • わさびの美味しい食べ方 | 魚の塩焼き
魚の塩焼き
プロの料理人は、青魚には前もって塩をし、白身の魚は焼く直前に塩をするのだとか。こうすることで、背の青い魚の独特の臭みが抜け、おいしく焼き上がりるようです。
魚の塩焼きには大根おろしにわさびを加えた、わさび大根おろしを添えて召し上がってみてください。わさびの風味が魚のうま味を引き立て爽やかな後味です。
  • わさびの美味しい食べ方 | わさび丼
わさび丼
グルメ番組でも取り上げられた一品です。
ご飯の上にかつお節をたっぷりとのせ、おろしたわさびをごはんの真ん中にのせます。
醤油はまわりに落として、少しずつわさびを崩しながら召し上がってください。
わさびの香り、辛み、甘味を堪能できます。
  • わさびの美味しい食べ方 | 納豆
納豆
納豆の起源には諸説あります。
弥生時代に住居内で煮た豆が床に敷いた藁にこぼれて発酵した説や、聖徳太子が、自身の愛馬にエサとして与えていた煮豆が余り、藁に包んだ説などです。
納豆に生のわさびは、ぜひ試していただきたい組み合わせです。
わさびの香りと爽やかな辛味が納豆の味を引き立てます。
  • わさびの美味しい食べ方 | 卵かけご飯
卵かけご飯
卵かけご飯は、江戸時代後期、鍋島藩の『御次日記』に、客人に「御丼生玉子」が饗応されたことが記載されています。
卵かけご飯にわさびを加えると、生卵の濃厚な味にわさびの爽やかな香りと味がひろがり、病みつきになる美味しさです。
  • わさびの美味しい食べ方 | 花わさびとクレソン、苺のサラダ
花わさびとクレソン、苺のサラダ
味付けは塩、胡椒とオリーブオイル、レモンの搾り汁だけで美味しく召し上がれます。
レモンをベリー類と相性の良いバルサミコ酢に変えても美味です。
お好みで、生ハムやトマトなどを加えてください。
花わさびの季節におすすめの一品です。

  • わさびの美味しい食べ方 | クリームチーズ
クリームチーズ
クリームチーズはきめ細かいフレッシュタイプのチーズです。 乳酸菌由来の酸味と乳脂肪の豊かな味わい、なめらかな舌ざわりが特徴です。
クリームチーズにおろしたわさびをのせるだけで、ワインにも日本酒にも合う簡単なおつまみができます。クリームチーズで辛さが抑えられ、わさびの香りを楽しめます。
  • わさびの美味しい食べ方 | アボカドの刺身
アボカドの刺身
アボカドとわさびの組み合わせは、カリフォルニアロールがヒントになって生まれたといわれています。
わさびがアボカドの濃厚な味を引き立てます。
わさびと醤油でお刺身のように食べるだけでなく、アボカド丼もお勧めのメニューです。
丼ぶりにする時には、白だしとごま油、わさびで味付けし、卵黄をのせても美味です。
  • わさびの美味しい食べ方 | 蕎麦
蕎麦
蕎麦とわさびの組み合わせは、そばつゆに鰹節を使うようになった江戸時代中期からと考えられています。鰹節の生臭さを消す目的でわさびを組み合わせたようです。
蕎麦つゆが美味しくなった現代でも、生のわさびで食べる蕎麦は格別な美味しさです。
  • わさびの美味しい食べ方 | わさびの酢の物
わさびの酢の物
薄くスライスして水にさらしたわさびを酢の物に加えます。
噛むごとにほのかなわさびの辛味と香りが広がります。
  • わさびの美味しい食べ方 | わさびポテトサラダ
わさびポテトサラダ
ポテトサラダの起源は、ロシアの伝統料理のひとつ「オリヴィエ・サラダ」だという説が有力です。日本では、大正時代に帝国ホテルで考案され発展していったといわれています。
今では庶民的なメニューのポテトサラダですが、おろしたわさびを加えるだけで、爽やかな大人の味になります。お酒のおつまみにもおすすめです。
  • わさびの美味しい食べ方 | バニラアイスクリーム
バニラアイスクリーム
アイスクリームは乳成分の量によって分類が異なります。乳固形分15%以上で、乳脂肪分8%以上のものが「アイスクリーム」と表示されます。
バニラアイスクリームのわさびのせは、アイスクリームの優しい甘さに、ほんのりわさびの風味がして爽やかな後味です。
  • わさびの美味しい食べ方 | ブラータチーズ
ブラータチーズ
ブラータチーズ(ブッラータ)は、イタリア南部のプーリア州が原産のフレッシュタイプのチーズです。薄く伸ばして袋状にしたモッツアレラチーズの中に、細かく刻んだモッツァレラチーズと生クリームを混ぜたものがたっぷりと詰められています。
岩塩とオリーブオイルで食べるのが定番です。わさびを添えるとクリーミーでバターのような濃厚な味をわさびが引き立て、爽やかな味わいです。
  • わさびの美味しい食べ方 | 豚の冷しゃぶ
豚の冷しゃぶ
しゃぶしゃぶは、昭和24年に京都の料理屋「十二段屋」が商品化したとされます。その際、日本人の口に合うように胡麻だれを調整したのだとか。
胡麻だれにわさびを加えると、胡麻のコクをわさびが引き立て爽やかな味になります。豚の冷しゃぶや茹でたささみにぴったりです。
  • わさびの美味しい食べ方 | 治部煮
治部煮
治部煮は、少なくとも江戸時代から食べられていたとされる石川県を代表する郷土料理です。鴨肉やすだれ麩、季節の野菜などを煮ます。鴨肉には小麦粉がまぶされているため、とろみがあるのが特徴です。薬味としてわさびを天盛りにします。
わさびの爽やかな辛みがやわらかな鴨肉と調和します。鴨肉の代わりに合鴨や鶏肉、牡蠣で作っても美味です。
  • わさびの美味しい食べ方 | 鰻
鰻のかば焼きには山椒、白焼きにはわさびが定番ですが、かば焼きにわさびもおつな味です。何もかけずに一口、山椒で二口、わさびで三口と三種類の味を楽しんでみてください。鰻のタレがかかったご飯にわさびを混ぜると、爽やかな味が楽しめます。
  • わさびの美味しい食べ方 | あわび
あわび
鮑は古くから縁起物として日本人に愛されていました。
江戸時代の料理書には、鮑の料理として貝焼、煮貝などと共に「わさびあへ」と記載されており、鮑をわさびと一緒に食べていたことが分かっています。
煮あわびや酒蒸にわさびを添えれば、至福の味わいです。
  • わさびの美味しい食べ方 | ガーリックライス
ガーリックライス
ニンニクの香ばしい香りがたまらないガーリックライス。
お皿に盛ったガーリックライスにおろしたわさびを加えます。
爽やかな味の虜になること間違いなしです。
  • わさびの美味しい食べ方 | 鰻茶漬け
鰻茶漬け
鰻は白焼きやかば焼きで食べることが多いですが、出し汁で食べる鰻茶漬けはさっぱりとして美味です。
ご飯の上に鰻のかば焼きとおろしたわさびをのせ、お茶またはだし汁をかけるだけです。
  • わさびの美味しい食べ方 | もずく酢
もずく酢
もずくは昆布やわかめなどと同じ褐藻類です。流通しているもずくの大半は沖縄で養殖されている「沖縄もずく」という種類です。ぬめりが少なく歯ごたえがあります。能登半島や山陰地方で獲れる、「糸もずく(細もずく)」は、生産量が少なく希少です。ぬめりがあり、柔らかな口あたりが特徴です。
もずく酢にわさびの組み合わせは、わさびの爽やかな風味が広がり、もずくの喉ごしの良い美味しさを引き立てます。

  • わさびの美味しい食べ方 | カツサンド
カツサンド
とんかつにわさびの組み合わせもぜひ、お試しいただきたい食べ方です。
油分がわさびの辛味を包み込み、辛さがマイルドになり爽やかな味です。
カツサンドに生わさびもおススメです。
  • わさびの美味しい食べ方 | 茄子田楽
茄子田楽
わさびの辛さは揮発性のため、時間が経つと辛味が無くなります。
ところが、味噌はわさびの辛さや風味を保持します。
わさび味噌で田楽味噌を作っても、田楽味噌に細かく刻んで辛味を出したわさびを加えても美味しく召し上がれます。
  • わさびの美味しい食べ方 | お茶漬け
お茶漬け
江戸時代中期以降に、番茶や煎茶が普及してから「茶漬け」が庶民の嗜好品として定着したと言われています。
現代では全国にはさまざまな具材をのせたお茶漬けがあります。お好みの具材をのせて、だし汁やお茶をかけ、わさびをのせれば格別な味わいです。
  • わさびの美味しい食べ方 | 角煮
角煮
豚の角煮は、中華料理の東坡肉(トンポーロー)に端を発する煮込み料理です。
長時間煮込んだ豚バラ肉が口の中でほどけ、脂が煮汁に溶け込んだ濃厚なコクが特徴です。
わさびを添えると濃厚な肉の味がひきしまり、爽やかな味わいになります。
  • わさびの美味しい食べ方 | チキンソテー
チキンソテー
食肉鶏の歴史は古く、古墳時代に卵を取り、その後卵を産まなくなった鶏を食べる習慣が日常的になったようです。
わさびがパリパリに焼いた鶏の皮の香ばしさとふっくらジューシーな鶏肉のうま味を引き立てます。
  • わさびの美味しい食べ方 | 素麺
素麺
平安時代には七夕に素麺をお供えしていました。
素麺は「ご縁が切れずに長く続きますように」という縁起物でもあります。
素麺ののどごしの良さと同時に感じるわさびの香りと爽やかな辛味をお楽しみください。
  • わさびの美味しい食べ方 | にゅうめん
にゅうめん
にゅうめんとは温かく煮た素麺のことです。
醤油が一般に普及する前には、素麺は塩や梅で味付けして食べられていました。
にゅう麺に梅干しや塩味が合うのはもちろんですが、わさびもお試しいただきたい薬味です。わさびが優しくふわっと香りさわやかな風味が残ります。
  • わさびの美味しい食べ方 | サンドイッチ
サンドイッチ
サンドイッチの名は、イングランドの貴族サンドウィッチ伯爵ジョン・モンタギューにちなんだもの。
日本では洋食の普及にともなって認知されるようになり、軍隊のレシピ集にも収録されました。
マヨネーズとわさびの相性も抜群です。マヨネーズがわさびの辛さを包み、マイルドで爽やかな味になります。
  • わさびの美味しい食べ方 | 焼売
焼売
焼売の起源は中国内モンゴル自治区とされています。
日本の焼売は、中国のものと較べると香味が淡泊であり、醤油やポン酢といった調味料をつけて食べられることが多いようです。
焼売にわさびとポン酢もお試しいただきたい食べ方です。ポン酢とわさびの相性は抜群です。
  • わさびの美味しい食べ方 | 焼き椎茸
焼き椎茸
椎茸には旨味成分のグアニル酸をはじめ、血圧抑制効果のあるエリタデニンが含まれています。
焼いた椎茸を醤油と生のわさびで召し上がってください。味わいも栄養も抜群の組み合わせです。
  • わさびの美味しい食べ方 | なめたけアボカド
なめたけアボカド
中央アメリカが原産のアボカドは、低温に弱く、主に熱帯や亜熱帯で栽培されます。
アボカドは良質な不飽和脂肪酸に富み「森のバター」とも称されます。
アボカドを半分に切り、種を取ったくぼみに瓶詰のなめたけを入れ、おろした生わさびを天盛りにします。
もう一品ほしいときに簡単に作れるレシピです。
  • わさびの美味しい食べ方 | 茄子の揚げびたし
茄子の揚げびたし
茄子を油で揚げ、熱いうちに三杯酢や調味しただし汁などに浸します。
油をまとった茄子のきれいな紫色が食欲をそそります。口の中でだしとわさびの風味がじゅわっと広がります。
  • わさびの美味しい食べ方 | 炒飯
炒飯
炒飯の発祥は隋代~宋代の中国といわれています。日本には7世紀から9世紀にかけて、ゴマ油で米を炊く調理法が伝わりましたがあまり普及せず、現在のような炒飯が一般的になったのは明治以降のようです。
炒飯にわさびの組み合わせは、わさびの清々しい香りが鼻孔をくすぐり、炒飯の風味やコクを残しつつ爽やかな味わいになります。
  • わさびの美味しい食べ方 | みたらし団子
みたらし団子
みたらし団子は京都の下鴨神社のお祭りの際に、神前のお供え物として氏子の家庭などで作られたのが始まりといわれています。大正時代に醤油と黒砂糖を使ったたれが考案されたようです。
みたらし団子におろしたわさびをトッピングすると、辛みがたれに包まれて穏やかになり、爽やかなアクセントです。
  • わさびの美味しい食べ方 | 生麩田楽
生麩田楽
田楽という名前は、平安時代に農村で豊作を祈る風習「田楽舞い」が由来とされています。もともとは豆腐に味噌をつけた料理でしたが、しだいに素材のバリエーションが増えていきました。
田楽味噌のコクとわさびの爽やかさが合います。
  • わさびの美味しい食べ方 | わさびいなり寿司
わさびいなり寿司
いなり寿司の起源は諸説ありますが、お稲荷さんにお供えしてあった油揚げの中にご飯を詰めてお寿司にしたものが始まりだとされています。
生わさびの茎や茎の三杯酢漬けが手に入ったら作っていただきたいのが、わさびいなりです。
茎のシャキシャキした食感と爽やかなわさびの風味が味わえます。
  • わさびの美味しい食べ方 | 焼き厚揚げ
焼き厚揚げ
豆腐は鎌倉時代に中国から伝わりました。室町時代に油で「揚げる」という調理方法が伝わり、厚揚げや油揚げが作られるようになったと考えられています。
フライパンに油をひかずに厚揚げを入れて両面をこんがり焼き、おろしたわさびとポン酢もしくは醤油で。お酒のおつまみにもぴったりです。
  • わさびの美味しい食べ方 | 冷や汁
冷や汁
宮崎の郷土料理として有名な冷や汁は、だし汁と味噌で味を付けた冷たい汁物料理です。鎌倉時代の記録に「武家にては飯に汁かけ参らせ候、 僧侶にては冷汁をかけ参らせ候」と記述があります。僧侶によって全国に流布され、気候風土が適した地域のみに残ったとされています。
わさびを薬味に加えると、だし汁や味噌のうま味を引き出し爽やかさが増します。
  • わさびの美味しい食べ方 | ポキ丼
ポキ丼
ポキ丼は、ハワイでは「アヒポキ」と呼びます。ハワイ語でアヒ(ahi)はマグロを意味し、ポキ(poke)は魚を切るという意味です。醤油やごま油、ハワイアンソルトで味付けしたものが、一般的なポキ丼の味付けです。
ポキ丼とわさびの相性は抜群です。マグロとアボカド、ごま油のうま味をわさびが引き立て、爽やかな味わいです。
  • わさびの美味しい食べ方 | 胡瓜の酢の物
胡瓜の酢の物
胡瓜は、ヒマラヤ山麓が原産といわれています。日本には10世紀前後に伝わり、当時は薬用に使われたと考えられています。本格的に栽培が盛んになったのは昭和初期からです。
江戸時代後期に醤油が一般に普及するまでは、わさびは酢と合わせられることが多く、酢とわさびの相性は抜群です。胡瓜の酢の物にわさびをお試しください。
  • わさびの美味しい食べ方 | カマンベールチーズ
カマンベールチーズ
カマンベールチーズは、フランスのカマンベール村で1791年頃に考案されたといわれています。表面が白いカビで覆われており、内部はクリーム色で、熟成が進んだものはトロリとしています。
蜂蜜やジャム、ナッツと合わせることの多いカマンベールですが、わさびと合わせるとワインやお酒のおつまみにぴったりです。
  • わさびの美味しい食べ方 | だし巻き卵
だし巻き卵
卵料理が広まったのは江戸中期以降です。天明5年に出された『万宝料理秘密箱』という料理書には、103種類の卵の料理法が紹介されています。
だし巻き卵は、江戸末期から明治初期に考案されたと考えられています。だし巻き卵を大根おろしとわさびで食せば、だしのうま味が引き立ち爽やかな味わいです。
  • わさびの美味しい食べ方 | 蓮根まんじゅう
蓮根まんじゅう
蓮根の栽培は奈良時代に始まったとされています。
蓮根はシャキシャキした食感が特徴ですが、すりおろして加熱するとモチモチした口当たりになります。蓮根まんじゅうは、すりおろした蓮根に片栗粉や塩を混ぜ合わせてから蒸したり、素揚げにしたりしたものです。具として海老やゆり根などを包みます。だし汁やあんをかけ、薬味としてわさびを天盛りにします。
  • わさびの美味しい食べ方 | ささみ焼き
ささみ焼き
ささみは鶏肉の両手羽に1つずつある新胸筋という部分の肉です。笹の葉の形に似ているため、ささみとよばれます。脂肪がほとんど無く、タンパク質が豊富に含まれています。
ご家庭のガスコンロのグリルで簡単にささみ焼きが作れます。焼き過ぎないのがポイントです。生わさびを添えて召し上がれば、淡白なささみの美味しさを生わさびが引き立てます。
  • わさびの美味しい食べ方 | チャーシュー(叉焼、焼豚)
チャーシュー(叉焼、焼豚)
チャーシューは広東語では叉焼と表記されます。フォークに似た「叉」という器具を使って作っていたことから、叉焼と呼ばれるようになったと言われています。チャーシューは日本に伝わり独自の進化を遂げ、煮豚と同義語になっています。
チャーシューにわさびを添えれば、豚肉の脂の旨味をわさびが引き立てます。
  • わさびの美味しい食べ方 | ローストビーフ
ローストビーフ
ローストビーフの起源は、古代ローマ軍がイギリスに駐留していた際に、牛肉をかたまりのまま焚火で焼いて食べたことが始まりだと伝えられています。日本では、15代将軍徳川慶喜が晩餐会でローストビーフをふるまったと記録されています。
ローストビーフには、塩とわさび、醤油とわさび、オリーブオイルにわさびを加えたソースなど色々な食べ方が楽しめます。
  • わさびの美味しい食べ方 | 天茶(天ぷら茶漬け)
天茶(天ぷら茶漬け)
かき揚げなどをご飯にのせたお茶漬け「天茶」は、北大路魯山人が好んだことでも有名な料理です。
天ぷらをのせたご飯に、ほうじ茶を煮出した豊かな香りの茶だしをかけ、わさびを天盛りにします。わさびの風味でさっぱりといただけます。
  • わさびの美味しい食べ方 | 胡麻豆腐
胡麻豆腐
胡麻豆腐は、弘法大師(空海)が約1200年前に開いた高野山で、厳しい修行の中で食べる精進料理の一つとして生まれたといわれています。
現在も高野山をはじめとする禅寺の食事で供される定番の精進料理です。
わさび醤油や酢味噌をつけて食べます。市販の胡麻豆腐に添えられている甘みそだれにもわさびが合います。
  • わさびの美味しい食べ方 | ラムチョップのソテー
ラムチョップのソテー
ラムは一般に生後1年未満の仔羊のことをいいます。ラムチョップは、骨付きリブロースのかたまり肉を骨にそって1本1本切り分けたものです。フランスではラムチョップをを「ジゴ」とよび、ラムの中でも最高級位とされています。
必須アミノ酸をバランスよく含むラム肉の甘みのある脂にわさびがよく合います。
  • わさびの美味しい食べ方 | 菊の花のわさび酢和え
菊の花のわさび酢和え
食用菊は奈良時代から栽培が始まり、江戸時代には庶民の間でも食されるようになりました。甘みがあり、茹でてお浸しや酢の物、和え物、吸い物などに用いられます。
菊の花をほぐして、酢少々を入れた熱湯で1分ほど茹でます。水にとり、粗熱がとれたらざるに上げて水けを絞ります。わさびを加えた三杯酢で和えれば、わさびの風味が味を引きしめ、味に深みが生まれます。
  • わさびの美味しい食べ方 | 牡蠣の酒蒸し
牡蠣の酒蒸し
牡蠣は岩から「かきおとす」ことから「カキ」と名付けられたといわれています。牡蠣にはグリコーゲンのほか、タンパク質やカルシウム、ミネラル類をはじめ、さまざまな栄養素が多量に含まれるため、「海のミルク」と呼ばれます。
牡蠣の酒蒸しは、下処理をした牡蠣を昆布に挟み、酒を振って蒸します。わさび醤油もしくはわさびポン酢で食すと、牡蠣の濃厚な旨みと磯の香りをわさびが引き立てます。
  • わさびの美味しい食べ方 | 牡蠣のソテー
牡蠣のソテー
牡蠣の下ごしらえは、むき身をボウルに入れて片栗粉をまぶして、やさしくもみ込みながら流水で流します。
水気を拭き取った牡蠣に片栗粉をまぶして、フライパンにオリーブオイルを入れソテーします。最後に醤油を回しかけます。凝縮された牡蠣のうま味をわさびが引き立て爽やかな美味しさです。
  • わさびの美味しい食べ方 | ウニ
ウニ
舌の上でとろけるような濃厚な味わいが魅力のウニ。ウニを食用とする歴史は古く、縄文時代の遺跡からウニと思われる殻が発掘されています。
新鮮なウニが手に入ったら、まずはそのままで、次にわさびだけで召し上がってみてください。ウニの濃厚な旨味が引き立ちます。最近、注目されている塩ウニにして食べる方法もおススメです。
  • わさびの美味しい食べ方 | ちくわの胡瓜射込み
ちくわの胡瓜射込み
竹輪は室町時代には「蒲鉾」と記されています。安土桃山時代後期に板蒲鉾が現れ、それと区別するために、「竹輪蒲鉾」と呼ばれ、略して竹輪になったようです。
射込みとは日本料理で詰め物をすることです。ちくわにわさびマヨネーズを付けた胡瓜を詰めてもよし、後からわさびマヨネーズを付けながら食してもよしの一品です。
  • わさびの美味しい食べ方 | ちくわわさび
ちくわわさび
ちくわの歴史は古く、「日本書紀」には、鉾の先に魚肉をつぶしたものを塗りつけ、焼いて食べたという記載があります。そのため、ちくわは「蒲鉾(かまぼこ)」と呼ばれていました。
ちくわには適度な塩味があり、おろしたわさびを添えるだけでお酒のおつまみになります。
  • わさびの美味しい食べ方 | 鮪の刺身
鮪の刺身
日本人は縄文時代から鮪を食べていました。江戸中期には定置網漁が発達し、マグロが本格的に漁獲されるようになります。同時期に銚子や野田で油産業が発達し、マグロを醤油に漬けて「ヅケ」で食べるようになりました。
トロが花形になるのは、1960年以降。日本人の嗜好の変化に加えて、冷蔵庫の普及が一役買っています。
脂ののった魚には、わさびが効きにくいのは、脂がわさびの辛味成分を包み込むためです。トロにはわさびを多めに付けて脂のうま味を味わってください。
  • わさびの美味しい食べ方 | クレソンの豚しゃぶ
クレソンの豚しゃぶ
クレソンは水中または湿地に生育するアブラナ科の多年草で、和名はオランダカラシです。ヨーロッパ・中央アジアの温帯が原産といわれています。日本では明治時代初期に栽培が始まり、帰化植物として各地に野生化しています。
クレソンのほろ苦さが肉の脂の旨味を引き立てます。わさび胡麻だれがおススメです。わさびとクレソンは同じアブラナ科のため相性抜群です。
  • わさびの美味しい食べ方 | 鰤の照り焼き
鰤の照り焼き
照り焼きとは、醤油を基本にした甘みのあるタレを食材に塗りながら焼く調理法です。タレの糖分により食材の表面が艶を帯び、「照り」が出るのが名前の由来です。
鰤の旬は産卵期前で脂がのる冬とされています。脂ののった鰤と、上品な辛みの生わさびの相性は抜群です。大根おろしとわさびで食しても美味です。
  • わさびの美味しい食べ方 | 里芋と鶏肉の煮物
里芋と鶏肉の煮物
里芋は、東南アジアが原産のタロイモ類の仲間で、サトイモ科の植物です。山地に自生していたヤマイモに対し、里で栽培されることから「里芋」という名が付いたとされます。
里芋と鶏肉の煮物は、ねっとりとした里芋の食感と鶏肉のうま味がたまらない一品です。わさびを添えると、味に深みが加わります。
  • わさびの美味しい食べ方 | メンチカツ
メンチカツ
メンチカツは、明治時代に東京浅草の洋食店が「ミンスミートカツレツ(Minced Meat Cutlet)」として販売したのが起源とされています。昭和初期に三ッ輪屋精肉店がこの料理を考案した際に「ミンチカツ」と命名したとする説もあります。
ソースとわさびで食せば、わさびがひき肉の脂の匂いを抑え、旨味を引き立てます。
  • わさびの美味しい食べ方 | 鯛の刺身
鯛の刺身
日本人の鯛食の歴史は縄文時代まで遡ります。縁起の良い魚としてお祝いの席で使用される鯛は、他の魚に比べて長生きすることから、長寿の象徴とも言われています。
天然の鯛には淡白ながら甘みとコクのある旨味、歯応えがあり、「魚は鯛」という諺もなるほどと思えます。
鯛はわさびが効きやすいため、少なめに添えてください。
  • わさびの美味しい食べ方 | 中華まん
中華まん
中華まんの起源は、中国の三国時代に諸葛孔明が作らせたといわれています。肉まんは「肉饅頭」の略で、豚肉とタマネギ、タケノコ、干しシイタケなどの野菜をみじん切りにして煮たものを入れます。
肉まんに生わさびを添えれば、わさびの香りと辛味がひき肉の旨味が引き立てます。
  • わさびの美味しい食べ方 | 花わさびの酢の物
花わさびの酢の物
花わさびは、わさびの花が咲く前のつぼみ状態である若い花茎を収穫したものです。産地によって時期が異なりますが、12月末頃から4月頃に出荷されます。
わさびが持つ独特の辛みに加えて、シャキシャキとした歯ごたえが特徴です。
辛味を出した花わさびに大根おろしとなめたけ、三杯酢を合わせました。辛味の出し方は地方によって異なります。一例を記載しています。https://www.wasabi.or.jp/knowledge/howto
  • わさびの美味しい食べ方 | ガニ芽の三杯酢漬け
ガニ芽の三杯酢漬け
冬から春にかけて芽吹くわさびの小さな新芽を「ガニ芽」と呼びます。
柔らかい若茎と花芽を丁寧に摘み取るため、希少でなかなか出回りません。
ガニ芽をさっと湯通して辛味を閉じ込め、三杯酢に漬けます。春を感じる一品です。
  • わさびの美味しい食べ方 | 雑煮
雑煮
お正月に食べる雑煮の歴史は古く、始まりは平安時代だといわれています。 餅は祝いごとや特別な「ハレの日」に食べるの食べ物でした。雑煮の語源は「煮雑ぜ(にまぜ)」で、色々な具材を煮合わせたことからきています。
雑煮の具材や味付けは地方によって異なりますが、すまし仕立ての雑煮にわさびを加えると味に爽やかさと深みが生まれます。
  • わさびの美味しい食べ方 | 紅白なます
紅白なます
紅白なますは、紅白の水引を細く切った人参と大根で表現したもので、一家の平和を願う縁起物とされています。 かつては、生魚や肉を細かくきざんで、調味料とあえたものを「なます」と呼びましたが、生魚と野菜を味付けしたものになり、やがて野菜のみを甘酢で味付けしたものを「なます」と呼ぶようになりました。
甘酢にわさびを加えると味が引き締まり、上品な味わいです。
  • わさびの美味しい食べ方 | カマンベールわさび丼
カマンベールわさび丼
温かいご飯に鰹節とカマンベールチーズをのせ、醤油とわさびでいただきます。お好みで小口に切った万能ねぎや海苔をかけます。
カマンベールチーズのクリーミーな味わいに、わさびの爽やかな辛味が合い、ついつい食べ過ぎてしまう一品です。
  • わさびの美味しい食べ方 | 茶ぶりナマコ酢
茶ぶりナマコ酢
日本人とナマコの関わりは古く、『古事記』にも記述されています。
旬は初冬とされます。日本では酢の物として食べることが多く、コリコリとした独特の食感を楽しみます。ナマコの腸などの内臓を塩辛にしたものは「このわた」と呼ばれ、日本三大珍味のひとつとされます。
茶ぶりナマコ酢は、酸味の効いた味付けと絶妙な歯応えが楽しめる一品です。わさびを添えても美味です。
  • わさびの美味しい食べ方 | 鶏のから揚げ
鶏のから揚げ
鶏のから揚げの歴史は、江戸時代初期までさかのぼることができます。外食メニューに鶏のから揚げが登場したのは昭和初期で、初めて提供したのは東京銀座の三笠会館と言われています。
三笠会館の若鶏のから揚げには、レモンとマスタードが添えられています。
鶏のから揚げにはレモンなどの柑橘類とわさびも相性抜群です。
  • わさびの美味しい食べ方 | わさびシーザーサラダ
わさびシーザーサラダ
シーザーサラダは、メキシコのイタリアンレストランで誕生したといわれています。ロメインレタスとクルトン、パルメザンチーズなどの材料で作られたサラダがオリジナルレシピとされています。
シーザードレッシングにわさびを加えると、パルメザンチーズの凝縮された旨味にわさびの爽やかさが加わります。
  • わさびの美味しい食べ方 | 白子ポン酢
白子ポン酢
白子(しらこ)は、主に魚類の精巣を食材とする際の呼び名です。白子ポン酢には真鱈の白子を用います。魚は一般的に真子(卵巣)の方が人気ですが、真鱈は、真子よりも白子の方が高い評価です。白子は「タチ」、「キク」とも呼ばれます。
さっと湯通しした真鱈の白子にお好みの薬味を添えてポン酢をかけます。生わさびと大根おろしの薬味もおススメです。
  • わさびの美味しい食べ方 | おでん
おでん
おでんのルーツは室町時代に流行した「豆腐田楽」です。田楽に「お」をつけて、楽を省略して「おでん」となったようです。その後、江戸時代には振り売りの「上燗オデン」が江戸庶民に愛され、やがて煮込みおでんへと進化しました。
練り物はもちろんのこと、わさびと同じアブラナ科植物の大根もわさびとの相性抜群です。おでんにわさび、ぜひお試しください。
  • わさびの美味しい食べ方 | わさび磯部餅
わさび磯部餅
餅は稲作が伝来し、蒸す技術が普及してきた弥生時代頃より造られるようになりました。餅の形は、岐阜県付近を境に丸餅と角餅に分かれます。
磯部とは、海苔を使った料理全般や磯でとれた食材を用いたときの名称です。わさび磯部餅は、焼いた餅に醤油をつけ、おろしたわさびをのせ海苔で巻きます。餅と醤油のうま味を、わさびが引きしめ後を引く味わいです。
  • わさびの美味しい食べ方 | にしん蕎麦
にしん蕎麦
にしん蕎麦は、明治15年に京都の「松葉」の2代目が考案したとされています。具は身欠きにしんの甘露煮です。だし汁に身欠きにしんの脂が溶け出して独特の深いコクを生み出します。
わさびを添えると、甘辛いにしんとだし汁によく合い、爽やかで上品な味わいです。
  • わさびの美味しい食べ方 | ささみと三つ葉のわさび和え
ささみと三つ葉のわさび和え
三つ葉はセリ科ミツバ属の多年草で、日本が原産です。三つ葉の香り成分には食欲増進や消化促進の働きがあります。また、ストレスやイライラなどを鎮め、不眠症にも効果があるといわれています。
茹でたささみと三つ葉を薄口醤油とオリーブ油、塩、おろしたわさびで和えると、日本酒にもワインにも合う一品になります。
  • わさびの美味しい食べ方 | くみあげ湯葉
くみあげ湯葉
湯葉の歴史は古く、中国から禅僧の手によって豆腐と一緒に伝えられたといわれています。
くみあげ湯葉は、温めた豆乳の上に、湯葉がうっすらと張る寸前を汲み上げたものです。口の中でとろけるような食感や甘み、優しい滋味が特徴です。
くみあげ湯葉はわさび醤油で食べるのが一般的ですが、生わさびで食する湯葉は格別な味わいです。
  • わさびの美味しい食べ方 | 鮪の山かけ
鮪の山かけ
すりおろした大和芋や長芋をかけた料理を「山かけ」または、「いもかけ」と呼びます。
鮪は脳の働きをよくするDHAが豊富に含まれています。消化促進・疲労回復効果がある山芋と一緒に食べれば、効率よく栄養を採ることができます。
鮪の山かけにはわさびを添えるのが定番です。生のわさびには、抗酸化作用や血液サラサラ作用があります。
  • わさびの美味しい食べ方 | 卵黄の醤油漬け
卵黄の醤油漬け
卵の卵黄を醤油に漬けこみます。
卵かけご飯にする場合は、8~12時間くらい漬けるのがおすすめです。いつもの卵かけご飯よりも濃厚な味わいが楽しめます。
生のわさびを添えると、濃厚な味わいの中にわさびの爽やかな香りと味がひろがります。
  • わさびの美味しい食べ方 | 花わさびのおひたし
花わさびのおひたし
おひたしは古くは「浸物」と表記されていました。奈良時代の書物からもこの調理法があったことが推定されています。おひたしは出汁に浸すことから付けられた調理名ですが、最近では単に茹でた食材に醤油をかけたものも、「おひたし」と呼ばれます。
花わさびのおひたしには、出汁のきいた甘さ控えめの味付けがピリッとした辛味を引き立てます。
  • わさびの美味しい食べ方 | きのこの芋かけ
きのこの芋かけ
精進料理の献立のひとつです。精進料理は6世紀頃に仏教の伝来とともに、中国でうまれた精進料理の思想が伝わりました。鎌倉時代ころから日本独自の精進料理の思想が生まれました。
精進料理では、食材の持ち味を最大限に引き出すため、苦味、酢味、甘味、辛味、塩味の5つの味を基本に淡味に仕上げることが基本です。
茹でたきのこを出汁醤油に浸し、みじん切りした大和芋をのせ、わさびを添えていただきます。
  • わさびの美味しい食べ方 | コハダ(小肌)
コハダ(小肌)
寿司好きがこよなく愛するコハダは、成長段階に応じて呼び名が変わる「出世魚」のひとつです。関東ではシンコ、コハダ、ナカズミ、コノシロと呼び名が変わります。酢との相性がよく、シンコやコハダを酢〆にしたものは、江戸前寿司には欠かせない寿司種です。小さいほど価格が高いという珍しい魚です。
握りで食べるのが一番ですが、おろした生わさびを添えたおつまみも甲乙つけがたい美味しさです。
  • わさびの美味しい食べ方 | 板わさ
板わさ
板わさの名称は「板蒲鉾」と「ワサビ」に由来します。
蕎麦屋で、蕎麦を食べる前に板わさなどを肴に酒を楽しむことを「蕎麦前」といいます。板わさは江戸の蕎麦屋で出されたのが始まりといわれています。蕎麦前の板わさは12~13ミリに切るのが最も美味しいのだとか。
醤油を付けずにおろしたわさびだけで召し上がると蒲鉾本来の美味しさを味わえます。わさび漬けを添えても美味です。
  • わさびの美味しい食べ方 | チキン南蛮
チキン南蛮
チキン南蛮は昭和30年代に宮崎県延岡市の洋食店で、賄い料理としてつくられたのが始まりとされます。鶏肉に小麦粉を振り、卵液を絡めたものを揚げ、甘酢に浸します。タルタルソースをかけた一般的なチキン南蛮と、甘酢ダレだけで味わうシンプルなチキン南蛮の2系統があります。
タルタルソースにおろした生わさびを加えると、甘さの中に深みを感じる味わいになります。
  • わさびの美味しい食べ方 | 筋子
筋子
筋子(すじこ)は、卵巣膜に入ったままの鮭や鱒などサケ科の魚の卵です。生の状態は「生筋子」とよばれます。多くは塩漬や醤油漬に加工されます。
筋子をおにぎりにする場合には、炊き立てのご飯を使うことで、筋子がほぐれやすくなります。
わさびを添えると筋子の甘味とコクが引き立ちます。
  • わさびの美味しい食べ方 | 芋かけ納豆
芋かけ納豆
納豆の呼び名の由来には諸説あります。そのひとつは、お寺の台所である納所(なっしょ)で納豆を作って食べていたので「納所豆」(なっしょまめ)と 呼ばれ、これがつまって「納豆」となった説です。
芋かけ納豆は、納豆にみじん切にした山芋を加え、おろしたわさびを天盛にします。シャキシャキした山芋の食感とわさびの風味で納豆を楽しむ一品です。
  • わさびの美味しい食べ方 | とろろわさび丼
とろろわさび丼
麦飯にとろろ汁をかけたものを「麦とろ」、米飯にとろろ汁をかけたものを「とろろ飯」、「とろろかけご飯」といいます。皮をむいた大和芋や自然薯を直接すり鉢でおろすと、滑らかなとろろができます。
福島県や栃木県、愛知県の尾張地方や岐阜県には、1月3日にとろろ汁を食べる風習があります。
わさびを加えたとろろわさび丼は、わさびの爽やかな風味が食欲をそそります。
  • わさびの美味しい食べ方 | 塩イクラ
塩イクラ
味付けが塩のみの塩イクラは、卵本来の質と味が旨味を左右します。
そのため素材の吟味や製造に時間を要する希少品です。
塩イクラにわさびを添えれば、イクラ本来の旨味を引き立て、深みを与えます。
  • わさびの美味しい食べ方 | シラスご飯
シラスご飯
シラスとはウナギ、アユ、イワシの稚魚の総称です。釜揚げシラスやシラス干しは、イワシの稚魚です。
獲れたてを新鮮なまま釜揚げにされるシラスの味を楽しむにはシンプルに食べるのが一番。熱々のご飯にシラスをのせ、生のわさびだけで味わってみてください。
  • わさびの美味しい食べ方 | 納豆信田
納豆信田
信田巻きとは、油揚げで野菜や肉、すり身などを巻いた料理です。中身を納豆にしたものが納豆信田です。
油揚げを裏返し納豆を詰めて楊枝で止め、表面がカリっとなるまで両面を焼きます。納豆にチーズを加えても美味です。わさび醤油かわさびポン酢で召し上がってください。
  • わさびの美味しい食べ方 | 揚げだし豆腐
揚げだし豆腐
揚げ出し豆腐は、豆腐に衣をまとわせて揚げ、だし汁と醤油で味を付けたつゆをかけた料理です。洋画家の小絲源太郎の生家である東京台東区にあった老舗料理店「揚出し」に由来するという説もあります。
薬味に大根おろしとわさびを添えると濃厚な旨味に爽やかさが加わります。
  • わさびの美味しい食べ方 | ホタルイカの釜茹
ホタルイカの釜茹
ホタルイカの旬の時期は3月~5月の春から初夏にかけてといわれています。 旬の時期に獲れるホタルイカは格別で、旨味が凝縮されており柔らかく甘みもあるのが特徴です。
釜茹されたホタルイカは酢味噌で食べることが多いですが、酢味噌にわさびを加えたり、おろしたわさびだけで食しても美味です。わさびの辛味がホタルイカの甘みを引き立てます。
  • わさびの美味しい食べ方 | たらこのうま煮
たらこのうま煮
たらこ(鱈子)は、タラの卵巣(魚卵)です。生たらこをカットし、裏返して下茹ですると、花が咲くように卵が固まります。
生姜と醤油やみりんであっさり炊くと、なんとも上品で美味しい煮物に仕上がります。わさびを添えると卵の旨味を引き立て爽やかな味わいです。
  • わさびの美味しい食べ方 | 冷やしたぬき蕎麦
冷やしたぬき蕎麦
たぬき蕎麦の由来は諸説あり、種らしいものが入っていないことから「たねぬき」となり、それが「たぬき」になったという説や、揚げ玉のこってりとした味や色合いがタヌキに似ているためという説などです。大阪では「きつねそば」を「たぬき」と呼び、京都ではきつねの餡かけが「たぬき」です。
冷やしたぬき蕎麦は、揚げ玉で塩味のカドがとれた出汁とわさびがよく合います。わさびの辛さも丸くなるので、わさびたっぷりで召し上がってください。
  • わさびの美味しい食べ方 | 冷やし中華
冷やし中華
日本発祥の料理といわれている冷やし中華。発祥とされる店は2つあり、神田神保町の揚子江菜館と仙台市の龍亭です。また、京都の中華のサカイは、創業時より胡麻だれを使った冷麺をメニューに載せており、関西では独自に発展したとする説もあります。
胡麻だれと生わさびの組み合わせは相性抜群です。深煎り胡麻のまろやかなコクとわさびの程よい辛味がやみつきになる美味しさです。
  • わさびの美味しい食べ方 | わさびの茎とササミのわさび酢和え
わさびの茎とササミのわさび酢和え
わさび酢は合わせ酢のひとつで、二杯酢や三杯酢におろしたわさびを合わせたものです。
湯がいたササミと下処理をして辛味を出したわさびの茎や葉をわさび酢で和えます。
茎のシャキシャキとした食感とツンとくる辛さに、生わさびの風味が加わり、ふたつのわさびの美味しさを楽しめる一品です。
  • わさびの美味しい食べ方 | 温泉卵
温泉卵
卵黄は65℃前後から凝固が始まり75℃以上で完全に凝固するのに対して、卵白は60℃前後から凝固が始まり80℃以上で完全に凝固します。この卵白と卵黄の凝固温度の差を利用して、65~70℃で保温することで温泉卵が作れます。
出汁を効かせた汁に温泉卵をしのばせ、わさびを天盛りにすれば、素敵な和食の1品が簡単にできあがります。
  • わさびの美味しい食べ方 | 甘鯛の蓮根蒸し
甘鯛の蓮根蒸し
甘鯛はスズキ目で鯛の仲間ではなく、いわゆる「あやかり鯛」です。若狭で獲れた甘鯛に薄塩を振ったものは「若狭グジ」とよばれ和食の最高級食材として知られています。
蓮根蒸しは、うす塩をあて湯引きした甘鯛をすりおろした蓮根と一緒に蒸します。蓮根のもちもちした食感とアマダイの風味、甘みにわさびがよく合います。
  • わさびの美味しい食べ方 | 姫皮のわさび酢味噌和え
姫皮のわさび酢味噌和え
筍の内側の薄く柔らかい皮が「姫皮」とよばれる部分です。幾重にも重なるようすが十二単に例えられ、「姫皮」とよばれるようになったのだとか。
あく抜きをした皮の根元の柔らかい部分を包丁で刻み、わさび酢味噌で和えます。酢味噌の甘酸っぱい味をわさびが引きしめます。
  • わさびの美味しい食べ方 | 冷やし納豆うどん
冷やし納豆うどん
うどんの起源は諸説あり、遣隋使、遣唐使の時代に伝えられたという説や弘法大師空海が唐からうどん作りに適した小麦と製麺技術を伝えたという伝説があります。
うどんと納豆を組み合わせることによって、栄養が充実し1皿で満足感が得られます。胡瓜とわさびを添えると爽やかな味わいです。
  • わさびの美味しい食べ方 | 小松菜の煮浸し
小松菜の煮浸し
8代将軍徳川吉宗が江戸小松川村に鷹狩りに訪れた際、献上された青菜を気に入り「小松菜」と名づけられたといわれています。
小松菜はクセがなく、たっぷりの出汁で煮含めるとしみじみとした美味しさです。
わさびを添えると爽やかな味わいです。
  • わさびの美味しい食べ方 | はんぺんの醤油マヨネーズ焼き
はんぺんの醤油マヨネーズ焼き
名の由来は諸説ありますが、江戸時代には広く食されていたようです。はんぺんの種類には「浮きはんぺん」、「黒はんぺん」、「あんぺい」などがあります。一般的に、はんぺんと言えば浮きはんぺんをさします。
はんぺんに醤油マヨネーズをつけて焼き、おろしたわさびを添えます。
  • わさびの美味しい食べ方 | 心太(トコロテン)
心太(トコロテン)
心太のもっとも古い記述とされているのが、奈良時代の正倉院の木簡です。御食国(みけつくに)と呼ばれる地域から天草を宮中に送った記録があり、宮中の節気行事などに使われていたようです。
関東では酢醤油や三倍酢で食することの多いトコロテンですが、黒蜜を合わせる地域もあります。
トコロテンに三杯酢と生わさびの組み合わせは、清涼感と爽快感があり、後を引く美味しさです。
  • わさびの美味しい食べ方 | じゅんさい
じゅんさい
じゅんさいは沼や池に自生するスイレン科の植物です。
万葉集に詠われているほど古くから食されており、酢の物や吸い物の食材として用いられます。
生のじゅんさいの収穫期は5月上旬から8月です。
沸騰したたっぷりのお湯で1分程茹で、鮮やかな緑色になったら氷水で冷やします。わさび醤油やわさび酢で召し上がってください。わさびの辛みが何とも爽やかな1品です。
  • わさびの美味しい食べ方 | 冷やし蓮根蒸し
冷やし蓮根蒸し
蓮根の旬は秋から冬にかけてです。旬の時期よりも少し早い6月以降に収穫されるれんこんを「新蓮根」と呼びます。この時期のれんこんは、みずみずしくてあっさりとした味わいが特徴です。
蓮根蒸しとは、蓮根をすりおろしてから蒸し、あんをかけた料理です。
暑い時期には冷たくした蓮根蒸しがおススメです。おろしたわさびを添えると爽やかな味わいです。
  • わさびの美味しい食べ方 | うざく
うざく
鰻ざく(うざく)は、うなぎときゅうりを合わせ酢などで味付けした酢の物です。
「ざく」はキュウリをざっくり、ざくざくと切るといった音から由来しているといわれます。
ふっくら焼きたてのうなぎに、歯ごたえの良いきゅうりとお酢でさっぱりとして食がすすみます。
お酢とわさびの相性は抜群です。生わさびを加えたわさび酢に代えても美味です。
  • わさびの美味しい食べ方 | えご
えご
「えご」は「エゴ草」という海藻を煮溶かして固めたもので、新潟県などにも伝わる郷土料理です。
「いごねり」または「えごねり」ともいいます。
エゴ草は、日本海沿岸の漁村から行商人によって信州の山村に運ばれたといわれており、長野県の北信地域でも食べられていす。
酢味噌やわさび醤油などでいただくのが一般的です。生わさびで食するえごは格別な味です。
  • わさびの美味しい食べ方 | 漬物
漬物
日本で漬物が作られるようになったのは、縄文時代と言われています。 大陸から野菜の栽培法と同時に野菜の保存方法として漬物が伝わったと考えられています。
奈良時代頃まではナスや瓜を塩漬けにしたものが主流でしたが、鎌倉時代から室町時代にかけて様々な材料の漬物が登場し、漬物の香り高さから「香(こう)のもの」と呼ばれるようになりました。
茄子や瓜の漬物におろした生わさびを添えても美味です。
  • わさびの美味しい食べ方 | 梨のわさび酢和え
梨のわさび酢和え
日本で梨が食べられ始めたのは弥生時代頃とされ、登呂遺跡などから食用にされたとされる根拠の種子などが見つかっています。
品種は、果皮の色が黄褐色の赤梨系と、淡黄緑色の青梨系に分けられています。
梨のわさび酢和えは、いちょう切りにした梨を大根おろしとわさび酢で和えます。
梨の甘さとわさびの爽やかさが箸休めにぴったりの一品です。
  • わさびの美味しい食べ方 | いかの塩辛
いかの塩辛
塩辛の歴史は古く、飛鳥時代に地方から税として納めされた品物のなかに「鮒醢」(ししびしお)と書かれたものがあります。
いか塩辛には、赤作り、白作り、黒作りの3種があります。
赤作りは、イカの切身に肝臓と食塩を加えて熟成させたもので最も一般的です。
白作りは、剥皮したイカの筋肉を用いたものです。黒作りは、製造の際にイカの墨を加えたものです。
いかの塩辛に生わさびを添えると生わさびが塩辛のうま味を引き立て爽やかな風味です。
  • わさびの美味しい食べ方 | 菊の花のわさび酢和え
菊の花のわさび酢和え
菊は奈良時代に渡来し、観賞用や薬用として利用されてきました。
江戸時代には菊を食用として利用していたようです。
食用菊は観賞用の菊に比べて苦みが少なく、甘みがあります。茹でる際、湯に少量の酢を加えると色合いが鮮やかになり、苦味も抑えられます。
食用菊をきのこをわさびを加えた三杯酢で和えれば、秋の味覚を満喫できます。
  • わさびの美味しい食べ方 | 蓮根の肉詰め
蓮根の肉詰め
蓮根は古事記には「ハチス」と記述されています。花びらの落ちた実の部分が蜂の巣に似ていることからハチスとよばれ、それがハスになったと言われています。
蓮根には多数の穴が空いており、先が見通せるため「将来の見通しが良くなるように」という願いが込められ、古くから縁起の良い食材とされています。
蓮根にひき肉をたっぷり詰めれば、蓮根のシャキシャキとした食感と、お肉のジューシーさが味わえます。生わさびを添えて召し上がれ。
  • わさびの美味しい食べ方 | わさび香るサーモンマリネ
わさび香るサーモンマリネ
日本では、生食用に養殖した鮭や鱒を「サーモン」と呼びますが、これは1980年代半ばにノルウェー産の養殖鮭をサーモンと名付けて売り出したのが始まりといわれています。
サーモンに塩を振ると、余分な水分が抜けて身が締まり、濃厚な食感になります。
マリネ液をしょうゆ、寿司酢、オリーブオイル、おろした生わさびで作くれば、わさび香る和風のマリネが出来上がります。
  • わさびの美味しい食べ方 | 冬瓜と帆立のわさびマヨネーズサラダ
冬瓜と帆立のわさびマヨネーズサラダ
冬瓜は平安時代から栽培されており、日本最古の薬物辞典『本草和名』には、「カモウリ」として記されています。
冬瓜の旬は夏から秋ですが、冷暗保存をすれば冬まで日持ちすることから「冬瓜」の名がつきました。
塩もみした冬瓜と缶詰の帆立をわさびマヨネーズで合えたサラダは、前菜にぴったりの一品です。
  • わさびの美味しい食べ方 | 小鯛のささ漬け
小鯛のささ漬け
小鯛ささ漬けは、レンコダイを三枚おろしにして塩と酢で調味した福井県小浜市の名産品です。
明治時代に若狭湾でレンコダイが豊漁となり、小浜の魚商人が京都の取引先と共に開発したと言われています。
わさびと醤油でお刺身にしても、おろした生わさびを加えた三杯酢で酢の物にしても美味です。
  • わさびの美味しい食べ方 | 蕎麦の刺身
蕎麦の刺身
蕎麦の刺身は、蕎麦切りのために延した蕎麦を短冊状に切り、茹でたものを刺身のように食します。
蕎麦を打った際の残りや切れ端を無駄なく利用できます。
打ち立てを茹でた蕎麦の刺身は、塩でいただくもよし、醤油とわさびもよし。日本酒はもちろんワインにも合います。
  • わさびの美味しい食べ方 | せいろ蕎麦
せいろ蕎麦
ソバが日本へ伝来したのは縄文時代まで遡るとされます。
ソバ粉を麺の形態に加工する調理法は蕎麦切り(そばきり)と呼ばれ、江戸中期に蕎麦切り、蕎麦つゆ、薬味、盛り方などが形成されました。
また薬味としてのわさびは、江戸時代中期には、辛い大根がないときの代わりとして用いられていました。
生わさびで味わう手打ちそばは別格です。
  • わさびの美味しい食べ方 | 椎茸の肉詰め
椎茸の肉詰め
しいたけの名前は、椎(シイ)の倒木などに発生したことから、この名が付けられたとされています。英語、フランス語でも「shiitake」「shiitake mushroom」などと呼ばれます。
室町時代から食されており、江戸時代から、原木に傷を付けて菌を植え付けるなどの半栽培が行われ始めました。
肉厚のしいたけを使った肉詰めはジューシーで食べ応えがあります。生わさびを添えれば、爽やかな味わいです。
  • わさびの美味しい食べ方 | わさび味噌のこんにゃく田楽
わさび味噌のこんにゃく田楽
こんにゃく芋はミャンマー、マレーシア、タイなどの東南アジア原産と言われています。日本には仏教の伝来と共に伝わったと考えられています。
江戸時代には、体の中に溜めておいてはいけないものを出すことを「砂払いといい、こんにゃくは「おなかの砂払い」といわれていました。
健康食としても注目されるこんにゃくとわさび味噌の田楽は、わさびの風味で美味しく召し上がれます。
  • わさびの美味しい食べ方 | ホッキガイと浅葱のわさび醤油和え
ホッキガイと浅葱のわさび醤油和え
ホッキガイの正式名称は「ウバガイ(姥貝)」です。名前の由来は、この貝の寿命が30年以上と言われ長生きすることから付けられました。さっと湯通しすることで黒っぽい足の先が赤く発色し甘味が強くなります。
さっと茹でた浅葱を添えて、わさび醤油をかければホッキガイの甘みが引き立ちます。
  • わさびの美味しい食べ方 | ゆり根饅頭
ゆり根饅頭
ユリネ(ゆり根)は、オニユリやヤマユリなどの鱗茎(りんけい)と呼ばれる球根の部分を指します。江戸時代中期以降に野菜として栽培が始まりました。
鱗茎が花びらのように重なり合っていることから「歳を重ねる」あるいは「和合(仲が良いこと)」に通じるとされ、吉祥の象徴とされています。
ゆり根饅頭は、茹でたユリネを裏ごしにし、山芋と泡立てた卵白を合わせて蒸します。くずあんをかけておろした生わさびを添えます。
  • わさびの美味しい食べ方 | 栃尾の油揚げ
栃尾の油揚げ
栃尾の油揚げは、上杉謙信が青年期を過ごしたといわれる新潟県長岡市栃尾の名物です。長さ22cm、幅7cm、厚さ3cmもある大きな油揚げです。中までふっくら揚げるために低温と高温の2つの鍋で二度揚げをしています。
焼いてよし、煮てよしの油揚げですが、納豆と刻んだ葱を油揚げの中に入れてゆっくりと焼き、ポン酢と生わさびで食してみてください。ご飯にも日本酒にも合う一品です。
  • わさびの美味しい食べ方 | 合鴨焼き
合鴨焼き
合鴨は、野生の鴨である真鴨とアヒルを掛け合わせた交配雑種です。食用として改良された家禽で、鴨肉として流通するものの多くはこの合鴨です。
脂ののったこってりした味わいと、厚みのある肉が特徴の合鴨は、クセも少なく柔らかいため人気の食材です。
酒と味醂、砂糖、醤油で照り焼きにした合鴨は柔らかく、生わさびの風味で美味しく召し上がれます。
  • わさびの美味しい食べ方 | 蕎麦いなり
蕎麦いなり
蕎麦いなりは、日本三大稲荷のひとつといわれる茨城県の笠間稲荷神社の門前で考案されたといわれています。
笠間稲荷神社の創建は古く飛鳥時代と伝えられています。
蕎麦におろしたわさびをつけると、いなりの甘い味が締まります。
  • わさびの美味しい食べ方 | 明太子のクリームパスタ
明太子のクリームパスタ
幕末に日本に伝わったパスタは、明治初期に日本中へ広まりました。
1953年創業の『壁の穴』が、たらこやあさりを使った和風パスタの提供を始め、日本独自の進化を遂げていきました。壁の穴の創業者は「丼やお茶漬けに使う食材ならスパゲティにも合うはず」という発想から、新しいメニューを開発したのだとか。
明太子と生クリームのパスタに生わさびを添えると、爽やかな風味が楽しめます。
  • わさびの美味しい食べ方 | ローストビーフのユッケ風
ローストビーフのユッケ風
ユッケは、生食に適した牛の赤身を短冊に切り、ごま油や醤油、砂糖などを合わせたタレを絡めて食べる韓国料理です。韓国語で「肉」を意味する「ユク(Yuk)」と、「刺身」「なます」を意味する「フェ(Hoe)」が合わさった語で、「肉の刺身」を意味します。
生の牛肉の代わりに、ローストビーフを使ったユッケ風ならば、ご家庭でも安心して召し上がれます。生のわさびを添えれば、爽やかさが加わり肉のうまみが引き立ちます。
  • わさびの美味しい食べ方 | 生揚げ納豆のわさびポン酢かけ
生揚げ納豆のわさびポン酢かけ
生揚げ豆腐は、木綿豆腐を水切りしてから、高温で揚げたものです。油揚げの別称「薄揚げ」に対して厚揚げ豆腐ともいいます。中が豆腐の状態を保つように、豆腐の外側だけを揚げています。香ばしく焼いた生揚げに、納豆とポン酢、わさびがよく合います。夏バテ防止にもおススメの一品です。
  • わさびの美味しい食べ方 | 帆立のカルパッチョ
帆立のカルパッチョ
カルパッチョとはイタリア料理のひとつで、牛肉または魚肉を生のまま薄切りにしてオリーブ油・スパイスなどで和えた料理です。
カルパッチョを好んで食べたといわれる画家の名を取ってカルパッチョと呼ばれるようになったという説があります。
赤玉ねぎのスライスの上に、薄切りにした帆立をのせ、オリーブソースをかけ、生わさびを添えました。
  • わさびの美味しい食べ方 | 薩摩揚げ(さつまあげ)
薩摩揚げ(さつまあげ)
薩摩揚げは、魚肉のすり身を成型し、油で揚げた魚肉練り製品です。「揚げかまぼこ」に分類されます。 石川、富山、長野や静岡以東の主に東日本では薩摩揚げと呼ばれ、西日本ではてんぷらとも呼ばれます。
薩摩揚げは、生姜醤油や大根おろしとポン酢で食べることが一般的ですが、生わさびを添えればおつまみにぴったりです。
  • わさびの美味しい食べ方 | わさびの葉の寿司
わさびの葉の寿司
和歌山県の郷土料理として登録されている「わさびすし」は、酢でしめたサバなどを酢飯の上にのせて、わさびの葉で包んだ寿司です。
和歌山県の有田川町清水地域では、わさびが多く自生していたため、わさびの葉を使った「押しずし」が家庭で作られており、今では貴重になったわさびの葉が手に入ると、冷凍して、田植え、お盆、秋祭り、お彼岸などの際に食されるようです。
  • わさびの美味しい食べ方 | 鮪と夏野菜のマリネ
鮪と夏野菜のマリネ
マリネとは、肉や魚介類、野菜などの食材を「マリネ液」と呼ばれる漬け汁に浸すことを表します。フランス語で「海の」を意味する「マリン」が語源であり、海水に食材を漬ける保存方法が原点と言われています。
マリネ液の基本的な材料は、酢やレモン汁、オリーブオイル、ワインですが、鮪には生わさびを加えると相性抜群です。
  • わさびの美味しい食べ方 | カワハギの刺身
カワハギの刺身
カワハギは、全身が丈夫でざらざらした皮膚に覆われており、この皮膚はすぐに剥がせることが名前の由来です。
身は脂肪が少なく歯応えある白身で、身だけでなく肝も美味で珍重されます。
刺身は湯引きした肝を少量ずつ醤油に溶き混ぜながら、刺身とわさびで食します。
  • わさびの美味しい食べ方 | 昆布締め
昆布締め
昆布で新鮮な刺身を挟んだ「昆布締め」は、江戸時代、北前船が運んできた北海道の昆布と、富山湾で捕れる魚を組み合わせて誕生しました。
昆布は魚の余分な水分を吸収し日持ちが良くなり、昆布の旨みが染み込んだ魚は味わい深く、身は熟成され程よい弾力が生まれます。
平目や鯛、スズキなどの白身魚がよく使われますが、シロエビや貝類も昆布締めにすると美味です。
生わさびを添えて醤油や塩で味わいます